相撲といえば「ちゃんこ鍋」。「ちゃんこ鍋」といえば「相撲」というくらいに今では広く皆様に知られた鍋料理ですが意外とまだ食べたことのないという人が多いのも事実です。相撲の力士が食べる独特の鍋料理で、その部屋ごとに材料や味付けに特色があり、それぞれに「自慢の味」ということになるのでしょう。ちゃんこ鍋には大きく分けて「水炊き」と「ソップ炊き」があります。
「水炊き」は魚や野菜を水炊きにしてポン酢や煮汁に醤油をたらして食べるのが一般的です。「ソップ炊き」は相撲界では鶏ガラの事「ソップ」といい鶏ガラのスープで肉や野菜を煮て食べる鍋です。ちなみに鶏ガラのように痩せている力士を「ソップ」といい「アンコ」とは対象です。
いずれにしても厳選された旬の山海の幸を(昔は縁起をかついで土俵に手をついたら負けるので四つ足を嫌いましたが今ではそんな事もありません)自慢のスープで食す。これに豆腐や白滝、麺を加えて食べれば栄養バランスも抜群な理想的な鍋料理です。皆様もこの機会に鍋料理の横綱「ちゃんこ鍋」をぜひ一度ご賞味下さい。
店主
「ちゃんこ」とはお相撲さんが食べる料理の全てをさす総称です。「ちゃんこ鍋」はその代表格のような料理で相撲部屋の卓上の中心には鍋が存在します。
さてこの愛嬌たっぷりの「ちゃんこ」という言葉の由来には諸説がございまして、
其の一、
その昔長崎に伝わった「中国鍋」シナ鍋の呼び方が発音的にチャン(支那)コ(鍋)の説
其の二、
相撲部屋の料理を作ってくれた引退力士の「おじちゃん」「とうちゃん」がいつの日か「ちゃんこ」と呼ばれその料理も「ちゃんこ」になった説
其の三、
父と子、親か方と弟子、「ちゃん」と「こ」が一緒に食べるから「ちゃんこ」の説
第四、第五の説がありましたら宜しくご教授くだされば幸いです。
当店の味の決め手は自慢の秘伝スープ。味の様は厳選された「鶏ガラ」(ここでは「鶏ガラ」としか表現できませんが」悪しからず)仕事した鶏ガラを10時間。火加減、水加減は季節によって異なる水温と硬度が最重要となります。そして成分。
透明な黄金色になるまで熱を加えたら野菜等他の具材のエキスを加えスープの基を何度も調整、そして調合。
まろみ、旨み、コク、油脂分そして仕上げの技。稽古さながらにスープと対峙し代々引き継がれた秘伝のスープが完成します。
そしてお客様の土鍋に真心と共にそそがれます。スープが命の当店の「ちゃんこ鍋」となります。
定義其の一、舌に美味しい
辛い、甘い、苦い、すっぱい、しょっぱいの人間の舌が感じる五つの味雷に続く第6番目の味雷と言われる「油脂分」を感じる部分。
これを私共はずばり「うまい」と称せるのではないかと考えます。正しくは「うまい」を左右する部分と考えます。当店の秘伝スープはこの「うまい」を自然に舌に感じる事ができることに全力を尽くしています。厳選された旬の山海の幸の旨みを引き出す秘伝のスープ。そして絶妙な油脂分。一度食べたら「舌の記憶に残る味」を追求しています。
定義其の二、体に美味しい
当店のちゃんこ鍋の種物は、肉、魚、野菜等20種類以上におよび栄養バランスも抜群な精選によるものです。又、当店の秘伝のスープに含まれる良質な油脂分、コラーゲンは栄養価豊富で美容と健康にもよく女性やお年寄にも大変愛されています。豊富な材料と秘伝のスープのオーケストラを体で味わって下されば幸いです。
定義其の三、心に美味しい
力士同様、社界という厳しい土俵で生きていく為には体に滋養をつけて精神力を高めたいものです。集う仲間や家族が「一つの鍋」を囲んで語り合えば連帯感も高まり結束力が生まれてきます。美味しさを皆で共有できるのも鍋の醍醐味の一つです。一つの鍋を囲めば自然と笑いが生まれるのです。鍋にはそういう力があるのでしょう。
まず最初にゴマ鉢のゴマはあまりすり過ぎますとせっかくの風味がそこないますので7~8割程度がちょうどいい具合です。
土鍋には最初に当店自慢の秘伝スープのみが適量分はられています。
まずスープが煮立ってきた頃合をみて肉、魚、野菜、つみれの順に入れて下さい。(この時の火加減は強火です)白菜はあまり入れ過ぎますと具材の動きがとれなくなります。
鍋の中はある程度ゆったりしていいるのが美味しく食べる一つのコツです。そしてフタを閉め煮立つのを待ちます。鍋のフタを開け春菊とニラのみを入れてます。そしてゴマ鉢にスープをたっぷり入れて食べます。ある程度食べてから残りの具材を入れて下さい。
最後に旨みたっぷり出たスープにきしめんや残りの白菜を入れてお召し上がり下さい。雑炊にしてもラーメンの麺を入れても美味しく食べられます。
尚すりゴマの追加はご遠慮なくお申し付け下さい。
当店のちゃんこ鍋は代々に渡り粛々と受け継がれた秘伝の技法によって造りあげられる門外不出の黄金のスープが決め手となっております。
厳選された親鶏の胴ガラと熟成丸鶏、その他。多くを語れない部分でありますが、聞けば納得の素材の数々。30有余年に渡り守りつづけられて来た味は芸術品とも云うべきスープの横綱です。
まろみ、コク、キレ味、食す程に後を引く、食通の心をひきつけてやまない魅力を持っています。
毎日、きびしい稽古に耐え、技を研き、その精神は武士道に依るところにあり(昔の力士は武士でした)、その屈強な肉体と強靭な精神を更に鍛え抜く為の日々、その力士達を支えているのが、「力士の力士による力士の為の鍋」です。
その代表格がちゃんこ鍋であります。
力士達は滋養のある食物こそが「心・技・体」の源である事を知っていて、様々な具材(特に野菜、肉、魚、豆腐等の高タンパク・低カロリー)を矛盾なく美味しく食せて、更に滋味なるのが「ちゃんこ鍋」であった訳です。「心・技・体」を支えている「ちゃんこ鍋」は「ヘルシー志向の料理」健康食であったといえるのではないでしょうか?
我々現代人もいち早くこの「ヘルシー志向」を取り入れて健康な日々を送りたいものです。
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- 西
- 横綱エビスコ=食事
- 大関キンボシ=美人
- 関脇セキタン=早くする又は急ぐ
- 小結スナキュウ=ひんじゃく
- 前頭トウスケ=けちんぼ
- 同シンナイ=素人
- 同テズモウ=自分でする
- 同ソップ=やせている
- 同ゲンブ=物を戴く
- 同トンパチ=おっちょこちょい
- 同ハガミ=借金する
- 同テラキル=ごまかしてとる
- 同コワス=かたわにする
- 同カマス=賃入れ
- 同ツッパル=追い出す
- 同アシオヒッパル=人のじゃまをする
- 同メガネ=のぞきみる
- 同トビツキ=たらい廻し
- 蒙御免お相撲言葉
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- 東
- 横綱ウガイ=ビール
- 横綱バリキ=酒
- 大関オコメ=お金
- 関脇タニマチ=ひいき筋
- 小結アッパ=女房
- 前頭アマノサン=冗談
- 同ボンナガ=仲を取もつ
- 同ヒタチ=いい格構師
- 同アンコ=太っている
- 同チョコレンパン=ばくち
- 同ホシ=女性
- 同テオアワス=調子を合す
- 同ムネオダス=おごる
- 同イカキメル=無断拝借
- 同インヅウ=えいかげん
- 同シカカマス=知らぬふりする
- 同カワイガリ=いじめる
- 同ゴッツァン=ありがとう
- 同クビナゲ=ホシをきめる
